診療所・歯科クリニックの収支計画・資金計画
診療所・歯科クリニックの収支計画・資金計画

 

前回は「歯科医院などの開業医のメリット」についてお話しましたが、

今回は「診療所・歯科クリニックの収支計画・資金計画」について

お話させていただきたいと思います。

 

審美歯科や小児歯科、インプラントなどの

歯科医院、デンタルクリニックといった

診療所の開業にどれだけのお金が必要となり、

自己資金はいくらでどれだけの借入をするのかの資金計画や、

開業後にどのように資金繰りをしていくのかの収支計画が、

事業を成功させるうえで重要となってきます。

 

ポイント1

自己資金がいくらまで出せるかを把握し、

不足分は借入を検討することです。

 

親族からの借入はいくらまで可能なのか?

また融資制度を利用するのであれば、

まず日本政策金融公庫でいくらまで借りることができるのか?

それでも不足する部分については、

民間の金融機関に交渉するのがよいでしょう。

 

開業後はすぐに患者数が増えるとは限りませんし、

保険診療の入金にもタイムラグがありますが、

従業員の給与や家賃など支払うべきものもあることを考え、

医療機器等を購入するのかリースにするのか、

充分検討して必要な資金の確保を考えてください。

 

ポイント2

開業後の収支計画は医業収入の見込み額から、

医薬品の仕入れ代や診療材料費、人件費、地代家賃、

その他の経費を予想し差し引いた収支差額から、

さらに税額などを差し引いて検討してください。

 

およそ開業後5年間の計画を立て、

それに近づけていくという形が望ましいのですが、

こうした計画を立てるのが先生おひとりでは困難だという場合、

税理士などの専門家にお願いすることもよいでしょう

 

次回は「医療法人の解散」について

書かせていただきたいと思います。

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