前回は「医療法人設立のメリット」についてお話しましたが、
今回は「MS法人の活用方法」について
お話させていただきたいと思います。
株式会社を作って医療法人と取引することで
節税対策になると聞きましたが本当ですか、
という質問を受けることがあります。
医療法人の関係者が設立し、
医療法人と関連する取引を行う法人のことを
MS法人(メディカルサービス法人)と言います。
MS法人を設立することにより、
業務の拡大をはかることができると同時に、
法人税を軽減させることができます。
ポイント1
医療法人は収益業務を行うことができない
といった制約が多いため、別会社を設立することにより、
医療法人ではできない業務を行うことができます。
ポイント2
法人税法の軽減税率を有効活用することにより、
税金が安くなります。
所得金額を分散させることによって、
税率を低く抑えることができるので、結果的に節税となります。
ポイント3
ここで気をつけて欲しいのは、
MS法人がペーパーカンパニーの場合は、
税務調査において大問題となることです。
実体がない会社との取引は架空取引となってしまい、
罰則が科せられてしまいます。
次回は「医療法人の節税対策」について